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宝塚歌劇団出身・元タカラジェンヌがお伝えする宝塚音楽学校の生徒の1年間の行事や生活について(まとめ)

 2017/10/29 宝塚音楽学校
この記事は約 43 分で読めます。 1,204 Views

宝塚歌劇団出身・元タカラジェンヌがお伝えする宝塚音楽学校の生徒の1年間の行事や生活についてお伝えいたします。

→宝塚音楽学校について(^-^)V

 

 参考ホームページ:宝塚音楽学校

URL: http://www.tms.ac.jp/guidance/examination.html

 

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0 私の宝塚音楽学校受験のきっかけについて

 

私は、高校1年生終了で宝塚音楽学校を受験いたしました。

 

当時16歳でした。

 

それまでの流れを少しだけ説明いたします。

 

4歳からバレエを始めました。

 

その頃の夢はバレリーナになることでした。

 

小島恵美子バレエ教室でレッスンをしていました。

 

その頃からバレエは好きでした。

 

その後、宝塚歌劇団を初めて観劇したのは小学校3年生の時でした。

 

兵庫県宝塚市にある宝塚大劇場での観劇でした。

 

宝塚の大先輩でもある南郷希恵さん(KIEミュージカルスクールの先生)に連れていいって頂いたのがきっかけです。

 

観劇した作品は「ベルサイユのばら」でした。

 

本当に素敵な作品で私の夢は宝塚大劇場の舞台に立つこと!!に変わりました。

 

小学校4年生の時に、小学校で自分の夢を発表する際にも“タカラジェンヌになる!!”と書いていました。

 

この観劇がきっかけとなり、宝塚歌劇団の舞台に立つためにいろいろな習い事を始めました。

 

バレエの他にジャズダンス、タップダンス、日舞、演劇、歌のレッスンを始めました。

 

ピアンのレッスンも長らくお休みしていましたが始めることにしました。

 

それまではバレエの発表会に出演していましたが、その後ミュージカルの発表会に出演することとなりました。

 

「アルプスの少女ハイジ」の作品ではペータの役をしていました。

 

すでに男の子の役!!笑

 

途中、ミュージカル「アニー」のオーディションにも行きましたが、残念ながら実技試験で落ちてしまい・・・とても残念だったことを覚えています。

 

このような流れで、宝塚歌劇団の舞台に立つ夢を目指し始めました。

 

 

1 宝塚音楽学校試験について

 

兵庫県宝塚市にある宝塚音楽学校に入学するため、日々レッスンを積み重ねてきた受験者が全国から集結します。

 

宝塚音楽学校を受験できる期間は人生の中で4回のみ。

 

中学の義務教育を終えて中学卒業での受験が1回目、高校に入学してから高校1年生終了が2回目、高校2年生終了が3回目、高校卒業時が4回目となります。

 

私は高校1年生終了の1回目の受験で合格しました。

 

私の受験した当時と今では少し試験方法が違いますので、今の試験方法をご紹介いたします。

 

第1次試験

  • 面接

 

第2次試験

  • 面接
  • 歌唱
  • 舞踊

 

第3次試験

  • 面接
  • 健康診断

 

との流れとなっております。

 

1次試験は東京と宝塚音楽学校で行われ、2次試験と3次試験は宝塚音楽学校で行われます。

 

面接ではほとんど第一印象になります。(と思います)

 

歌唱では課題の歌を歌うこと譜読みをします。

 

舞踊ではバレエ、最近ではリズムをとるような試験もあるそうです。

 

健康診断も加わったのですね!

 

このように日々の練習の成果を試験官が判断致します。

 

この一瞬に全てをかけて臨むことが重要になってきます。

 

私が受験した当時は1次試験で面接、バレエ、歌唱がありましたが、現在は面接しかないそうですので、面接で落ちてしまった場合にはレッスンの成果も見てもらえないのですね。(日々の努力がより一層必要ですね。)

 

私の2次試験での受験エピソードですが、私は肩の高さが左右少し違いました。

 

面接の際に試験官の先生に「君、肩の高さが違うみたいだから鏡を見て直してみて。」と言われて直したのを覚えています。

 

3次試験の面接では、試験官の先生に「横を向いてください。」と言われて首だけ横に向けてしまい面接をしているお部屋の中は笑いの嵐。

 

私は、これはさすがに落ちてしまっただろうと思い、その日の夜は泣いてしまいました。

 

試験合格発表日当日、合格はしていないだろうと思っていたので、誰よりも遅く合格発表を見に行ったのを覚えています。

 

もう行きたくないけど・・・、一応見にだけ行こうと思って髪の毛もボサボサで合格発表を見に行きました。

 

あ!!ありました。

 

一緒に合格発表を見に行ってくださったのが希恵先生のお母様。

 

ママと呼ばせていただいておりましたので、「ママ名前がありました。」と伝えると、「いいのよ。えりちゃん、ママを喜ばせなくても。」との返答。

 

その後、記載がされている自分の名前を指差してもう一度合格を伝えるまで信じてもらえなかったのを覚えています。

 

合格したものの、本人もしばらく実感がなかったことは言うまでもありません。

 

そして、両親は合格の発表を聞いてから宝塚市に駆けつけたのでした。

 

試験官の先生ですが、2次面接では主に植田紳爾先生に質問を頂き、3次面接では小林公平先生に質問を頂きました。

 

試験中は自分のことを表現するだけで精一杯でしたが、冷静に考えると錚々たるメンバーが試験官ということでした。

 

毎年、テレビのニュースにもなっておりますが、この最終合格発表の瞬間を放送しているのですね。

 

 

2 男役と女役ってどうやって決まるの?

 

良くされる質問の1つに男役と女役の決め方ってどう決めるの?

 

というのがあります。

 

こちらについてお伝えいたします。

 

兵庫県宝塚市にある宝塚歌劇団に入団するためには、宝塚音楽学校に入学して2年間の勉強をしなければなりません。

 

こちらの宝塚音楽学校に入学した際、名簿に男役・女役と記載がされた名簿が

渡されます。

 

こちらの記載に関して、多分身長で判断されていると思います。

 

私の場合、ちょうど中間の身長でしたので記載には女役と書いてありました。

 

男役と女役の身長の境目はおよそ164cm〜167cmぐらい。

 

私が入学した当時の身長になりますので、現在は少し高くなっている可能性があります。

 

音楽学校に入学して入学式までの間の約1週間、ガイダンスという期間があるのですが、その期間の間に私は髪の毛をショートに切って男役に変更しました。

 

その後も、音楽学校時代は女役に変わろうかどうしようか考えながら過ごしていました。

 

しかし、男役はいつでも女役に変わることができるのですが、女役は男役には変わることができないと言われておりましたので、どちらも選べるように男役で頑張っていました。

 

最終的には、同じように悩んでいたメンバーで、宝塚音楽学校の演技指導をしてくださっております、紫苑ゆうさんに相談させていただき、男役をすることに決めました。

 

わぁ、音楽学校生の頃紫苑ゆうさんに相談させて頂いていたなんて、なんて素敵な環境だったのでしょうか。

 

自分自身がファン時代観劇していた大先輩の方々が講師としていらっしゃるという素晴らしい環境も宝塚音楽学校ならではですね。

 

今思い出すだけでもドキドキしてしまいます!!

 

 

3 宝塚音楽学校の行事

 

宝塚音楽学校では宝塚歌劇団の舞台である宝塚大劇場に立つために、日々レッスンを致します。

 

お稽古の内容は、

 

声楽(クラッシック・ポピュラー・シャンソン・合唱・譜読み)

踊り(ジャスダンス・モダンダンス・バレエ・タップダンス)

日舞(山村流・花柳流・藤間流)

演劇・狂言・茶道・琴・三味線・ピアノ

 

一流の先生に直接ご指導いただける最高に素晴らしい環境になります。

 

バレエの授業から日舞の授業に行く際には、10分の休憩時間にレオタードから着物に着替えるというような訓練をすることで、早変わりの練習にもなっているように思います。

 

年間行事は以下の通りです。

 

4月

入学ガイダンス

入学式

創始者小林一三翁先生を偲ぶお墓まいり

初舞台生公演の観劇

 

5月

宝塚音楽学校すみれ募金

 

6月

前期中間試験(本科)

 

7月

前期試験(予科)

宝塚国際室内合唱コンクール ゲスト出演(本科)

修学旅行(本科)

学年旅行(予科)

夏休み

 

9月

前期期末試験(本科)

 

11月

秋の音楽会

宝塚大劇場公演舞台稽古見学

 

12月

劇場実習(本科)

後期中間試験(予科)

冬休み

 

1月

卒業試験(本科)

化粧講習(本科)

 

2月

文化祭

 

3月

卒業式

宝塚歌劇団入団

後期期末試験(予科)

春休み

入学試験

 

4月

初舞台公演

 

月ごとに紹介していきたいと思います。

 

 

4 宝塚音楽学校の4月

 

入学ガイダンス

入学式

創始者小林一三翁先生を偲ぶお墓まいり

初舞台生公演の観劇

 

 

日々の授業が始まる前にまずは入学ガイダンスがあります。

 

入学して1年目は予科生と呼ばれ、2年目は本科生と呼ばれます。

 

本科生が予科生に日々の過ごし方を教えてくださる期間がこのガイダンスにあたります。

 

まずは、制服の着方や帽子の持ち方、挨拶など所作について教えていただきます。

 

そして、このガイダンス中にお掃除場所が決まります。

 

音楽学校生活においてこのお掃除の場所は1年間毎日お掃除をする場所が決まるということになりますので大変重要な期間にもなります。

 

お掃除場所は、本科生が予科生を分担という形で選びます。

 

本科生は責任をもって予科生の面倒を見なければなりません。

 

この1年目、予科生は1つ上の本科生の方に沢山お世話になります。

 

私は旧宝塚音楽学校と現在の宝塚音楽学校の両方におりましたので、お掃除場所は、旧宝塚音楽学校では1階トイレの責任者、現在の宝塚音楽学校では4階トイレの責任者をしておりました。

 

本科生の分担の方は柚木礼音さんでした。(主演男役!!)

 

本科生の時から魅力的で素敵な方でした。

 

お掃除エピソードの1つに、トイレのポスターを月に1度手作りで作って張り替えるのですが、動物を使うという決まりがありました。

 

ある日動物でない生き物でポスターを作ってしまい怒られてしまいました・・。

 

このポスター、作成者の一人に凰稀かなめという同期がおりまして、一緒に作成しておりました。(こちらも主演男役!!)

 

器用でセンスが良いのでいつも助かっていました。

 

素晴らしいお掃除場所ですね!!

 

 

そして無事に入学式を迎えるわけですが、こちらすっぴん女子!!宝塚音楽学校の予科生はお化粧をしていないのですっぴんなんです。

 

こちらも全国のテレビのニュースで放送されますが、すっぴんです。

 

受験の際もすっぴんでしたので何の抵抗もありませんでしたが、すっぴん。

 

お化粧はしておりません。

 

 創始者小林一三翁先生を偲ぶお墓まいりへは成績の良い生徒が行っていたと思います。

 

私は数年前に、山梨にて一三翁先生ゆかりの地を個人的に訪ねました。

 

また、宝塚音楽学校に一三翁先生の銅像があるのですが毎日感謝の気持ちを込めて礼をしておりました。

 

テレビなどでも良く放送されておりますが経済のお勉強になります。

 

ご自身で描いたプランを実現実行されたことが本当に素晴らしいなとテレビなどで拝見するたびに尊敬します。

 

さらに、このような環境を創ってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいになります。

 

初舞台生公演の観劇ですが、今まではファンとして観劇に行っておりましたが、音楽学校生になったことで観劇に行く際に宝塚のファンの方から見られる!という立場に変わります。

 

つい先日まで逆の立場であったことが不思議でした。

 

初舞台の先輩の姿を拝見して、私も無事に初舞台が踏めるように頑張ろう!と思ったのを思い出しました。

 

私の思い出エピソードの1つですが、他にも観劇をする機会が何回かありました。

 

どんな男役になるか模索していた時、かっこいい素敵な男役さんを発見!!

 

朝澄けいさんという上級生の方でした。はい。ファンになりました。

 

こんな感じで4月は過ぎて行きました。

 

 

5 宝塚音楽学校の5月

 

すみれ募金

 

5月には宝塚音楽学校すみれ募金という行事があります。

 

これは、宝塚音楽学校生が宝塚歌劇団の大劇場の前で行う募金活動の行事になります。

 

宝塚音楽学校生はすみれの花を籠に入れ、募金箱を持ち、「すみれ募金にご協力をお願いいたします。」と宝塚大劇場にいらした方々に募金のお願いをします。

 

すみれは1本100円程度。

 

1000円で1束だったような気がいたします。

 

本科生と予科生の募金の日は別日となっており、予科生は本科生の日に、本科生は予科生の日にすみれを買いに行きます。

 

すみれを売る日の服装は宝塚の正装である袴をはいて行います。

 

着物は好きな柄の着物を着ます。

 

正装ですので袖の長さも決まっております。

 

この行事ですが、すみれ募金をする際に宝塚音楽学校生と写真撮影もできます。

 

未来のスターを若手の頃から応援したいというファンの方々がいらっしゃり、すみれ募金後には宝塚音楽学校にファンの方々から手紙が届くこととなります。

 

宝塚音楽学校に入学して1カ月程度からファンの方が応援してくださいます。

 

お稽古もますます気合が入りますね。

 

私が初めて宝塚大劇場に観劇に来た際もすみれ売りの日でした。

 

その後、小学校3年生の5月から毎年すみれ売りの日に兵庫県宝塚市の宝塚大劇場に観劇に行っていました。

 

毎年すみれ売りの時期に行った理由と致しまして、KIEミュージカルスクールから、毎年先輩が宝塚音楽学校に入学されておりましたので応援しに行っていました。

 

同郷の先輩である華路ゆうきさんと、今はなき宝塚ファミリーランドという遊園地で1日中遊んで頂いたことも素敵な思い出です。

 

宝塚音楽学校に入学した当時、華路さんがわざわざ私に会いにいらしてくださったのですが、大大大先輩ですので、宝塚ファミリーランドで遊んだ時のようにはお話はできませんでした。

 

気にかけていただいてすごく嬉しかったのを覚えています。

 

宝塚大劇場に行かれる際は、すみれ募金をして未来のスターからすみれを手渡しで頂き、一緒に写真を撮影されてみてはいかがでしょうか。

 

 

6 宝塚音楽学校の6月 

 

前期中間試験(本科) 舞踊会(発表会は6月ではなかったのですが・・。)

 

宝塚音楽学校に入ってから何度か試験があります。

 

こちらの試験の結果で成績が決まります。(当たり前ですね!)

 

6月の試験では、(私がいた当時は)舞踊会という発表会があり、舞踊会の配役が決まる重要な試験であったような記憶があります。

 

こちらの発表会は、宝塚歌劇団の舞台に立つために日々レッスンをした努力の結果を披露する場となっておりますので、毎日のレッスンに加えてさらにお稽古を重ねます。

 

当時はプロになる前でしたので、私はお稽古が楽しくて仕方ありませんでした。

 

振付家の先生は、宝塚歌劇団の振り付けも担当されている羽山紀代美先生を初めとする錚々たる先生方、ブロードウェイの舞台をご経験されたジム先生という先生もいらっしゃり、本当に恵まれた環境下での発表会でした。

 

この舞踊会では、舞踊ということで宝塚音楽学校にてレッスンしているジャンル、タップダンス・モダンダンス・バレエ・ジャズダンスなどの様々なジャンルの踊りを披露する場となっております。

 

バレエですが、こちら本格的なバレエとなっておりまして、女役の方がトウシューズを履いて踊るのはなんとなくわかるのですが、男役もトウシューズを履いて踊ります。

 

トウシューズとはつま先で立つためのバレエ用靴です。なんとなく想像つきますでしょうか?そう!あれです!!

 

宝ジェンヌはトウシューズを履いて踊った経験があるということですね!

 

このようにいろんなジャンルの踊りの練習をすることで、宝塚歌劇団に入団した際も他の様々なジャンルの踊りを踊ることができるのかもしれません。

 

タンゴ、フラメンコ、ヒップホップ、サンバ他

 

このような行事の主な主役は本科生という音楽学校に入って2年目の生徒になるのですが、入学して1年目の予科生はこのような行事を陰ながら支えています。

 

本科生が全員で踊る際に曲をかけるお手伝いですとか色々です。それぞれお手伝いの分担も決められて、決められたお手伝い中心にお手伝いいたします。

 

実は、こちらの発表会、予科生は本科生の踊りを拝見し、凄〜い!!とファンになってしまうこともあります。

 

私のお掃除分担の柚希礼音さんは当時から人気がありました。

 

ここで少しエピソードをお話しいたしますと、柚希さんは舞踊会前に足を怪我してしまいました・・・。確かアキレス腱損傷だった記憶があります。

 

普通の人は、アキレス腱損傷をすると踊りを踊るどころか歩けない・・・となるそうです。しかし、舞踊会への影響は全くありませんでした。

 

さらに驚くことにトウシューズを履いて踊られていました。風のうわさによるところでは筋肉がカバーをしてくれていたというようなうわさを聞いた気が致します。

 

凄すぎる!!!驚きのエピソードでした。

 

一方、予科生はファンモードで見学をしているだけではありません、お手伝いをすることで来年は自分が出演する番だと自覚いたします。

 

こちらの舞踊会を披露する場所は宝塚音楽学校の講堂で、見学者は主に音楽学校生の両親でした。

 

両親の他にも凄くレアではありますがファンの方も見学にいらっしゃいます。

 

ここでも、将来スターになるかもしれない生徒に見つけてファンになられる方もいらっしゃいます。

 

私も何通かお手紙を頂きましたし、こちらで見つけていただき応援してくださったファンの方で、私が卒業するまでずっと応援してくださった方もいらっしゃいます。

 

私は宝塚歌劇団の在団期間が約10年でしたので、とても長い月日を応援してくださったことに感謝しています。

 

上記のように、宝塚音楽学校に入学しないとなかなかわからない世界があるのですね。

 

私は踊ることが好きでしたのでただ楽しんで自分なりのニュアンスで踊っていたのですが、この頃から舞台を意識して見せ方などを研究していた生徒もいたのかもしれません。

 

宝塚音楽学校の舞踊会についてお伝えいたしました。

 

 

7 宝塚音楽学校の7月 

 

修学旅行(本科)北海道 学年旅行(予科)天橋立

 

宝塚音楽学校の7月は盛りだくさんですね!!

 

・前期試験(予科)

・宝塚国際室内合唱コンクール ゲスト出演(本科)

・修学旅行(本科)

・学年旅行(予科)

・夏休み

 

7月は修学旅行と学年旅行を中心に書いていこうと思います。

 

私が在校中のお話なります。

 

はじめに学年旅行(予科)の天橋立について。

 

予科生の頃、兵庫県の宝塚市から日本3景の1つである京都の天橋立に行ってきました。

 

ここで一つ、天橋立は京都にあります。

 

天橋立は海に面していますね。

 

お!!京都なのに海に面しているのですね!!

 

海に面している京都の天橋立へ行った際、音楽学校生の制服を着てお出かけをいたします。

 

この制服でのお出かけがポイントになります。

 

宝塚市から離れるということで予科生としての規則を守らなければならないとは思いつつも、旅行ということで楽しい時間を過ごします。

 

制服を着ての旅行ですので、宝塚音楽学校の制服で写真も撮れるということではしゃいじゃいますよね!!

 

せっかくの天橋立ですから、頭を下にして足の間から海の方を眺めると、あら不思議!!天にかかる橋のようではありませんか!!

 

こちらでも写真を撮りました。(^—^)V

 

あ・・・宝塚市で予科生は、2列に整列して歩くのがなんとなくの決まりとしてありました・・・。ですので、2列で整列しないでお出かけをしたことがありません。

 

なんとなく想像がつきましたでしょうか?

 

旅行中も2列で整列して歩くのがなんとなくの決まりになっているような・・・そんな感じがあります。しかし、せっかくの旅行ですし、写真を撮れば2列ではいられない・・・

 

私はなんとなく楽しんでしまいました!!

 

旅行では、少しは許されるということにしておきましょうか。(・・)

 

 

次に、修学旅行(本科)北海道について。

 

こちら本科生は2列に整列して歩くことは行事のときぐらいでしょうか。

 

普段は整列しないことの方が多いので、2列に整列するときには予科生の見本になるようにビシッと決めます!!

 

さすが本科生!!予科生の頃の習慣が身についているのですね。

 

そんな本科生の修学旅行は北海道です。

 

北海道といえばソフトクリームでしょうか?

 

実は、宝塚音楽学校の生徒は良く動くので食べることも大好きです。

 

同期のエピソードでは、休憩に高速のインターや観光名所に行った際に常にソフトクリームを食べている子がいました。

 

私も初めは一緒に食べていたのですが、さすがに2・3つ程度でそれ以上は食べられない!と思いました。

 

3度の食事もいただきますので、お腹もいっぱいで入らない・・・。

 

今思い返してみても凄かったなぁ・・・あの同期はソフトクリームを何個食べたのだろう?と思います。今度会った時に覚えていたら聞いてみよう!!

 

そんなエピソードもありましたが、一番思い出に残っている場所は、羊ヶ丘展望台のクラークの像の前で撮った写真です。

 

ここでの写真がなぜ一番思い出に残っているのか?

 

予科生の頃、本科生がクラーク像の前で、同期生全員で同じポーズ取って撮った写真を見て、素敵だなぁと思っていました。

 

自分が本科生になって、同期全員でクラーク像の前で写真を撮る際は全員で同じポーズをしたりして撮りました。

 

このポーズですが、やはり宝塚音楽学校でレッスンをしているだけあってポーズが決まるのです!!

 

踊りを踊っているかのようなポーズに加えて、演劇をしているので表情が豊か!!

 

同期全員が勢ぞろいしている写真の華やかさといったらありません。

 

宝塚音楽学校の生徒としての写真の中でも凄く貴重で嬉しい思い出の写真を撮れたことに満足した修学旅行でした。

 

こんな様子で楽しかった修学旅行はあっという間にすぎていきました。

 

 

8 宝塚音楽学校の9月

 

宝塚音楽学校生の9月 前期期末試験(本科) 秋の音楽会へ向けて!

 

宝塚音楽学校生の9月は前期期末試験(本科)があります。

 

次から次へとイベントがありますね!

 

前期期末試験では11月に行われる秋の音楽会での立ち位置が決まる試験となっており、こちらの試験も気合が入ります。

 

試験のお稽古を頑張るのですが、みんなが同じレッスンを受けて、授業の前後に自主稽古もするので成績を上げるのはなかなか大変です。

 

私の試験でのエピソードをお話しいたしますと、試験の中の1つに譜面を読む試験があります。

 

譜面を頂いて、音符を30秒ほど眺めて確認をします。

 

そのあと、始めの音を弾いてもらい譜面を音付きで歌っていくような試験内容となっております。

 

幼稚園の頃からピアノを習っておりましたので不得意ではないと思っておりましたが始めの頃はなかなか良い成績が取れませんでした。

 

本人は、こんなものかな?と思っておりました。

 

ところがある日、何気なく歌った譜面の試験で9番という成績が返ってきました。嬉しかったのですが、本人は以前の試験との違いがあまり良く分からず・・・どんなところが良かったのかお聞きしておけば良かったなと思いました。

 

また、夏休み中に日舞が不得意であった私は、日舞のお稽古に行って練習を致しました。ところが・・・レッスンの成果は成績には評価されず成績は下がってしまい・・・宝塚音楽学校のレベルの高さを痛感いたしました。

 

4歳から習っていたはずのバレエの成績も悪く・・・本科生になって時間ができるようになってからは外部レッスンにも通い始めました。

 

今になって気がついたことがあるのですが、宝塚音楽学校だけでレッスンをしているだけでは皆が同じレッスンを受けているので、それ以上に頑張らないと成績が上がるわけがありませんよね・・・。

 

宝塚にも受かりましたし・・・なんとなく自信を持っていたものの、評価が自分の評価とずれていることにショックを受けた私は、気がつくとピアノの練習を頑張っていました。卒業試験は4番でした。

 

しかし、ここで成績の悪かった私は宝塚歌劇団へ行ってもレッスンすることを続けました。

 

これは私たち宝ジェンヌにとっては日常として当たり前のことなのですが、田舎育ちだった私は、まだそこまでの危機感やみんなが陰ながらの努力をしていることに気がつきませんでした。

 

予科生の夏休みでは、バレエのレッスンなどにはいったもの、1週間ほぼ徹夜でFF(ファイナルファンタジー8だったかな?) というロールプレイングゲームをクリヤいたしました。(^^)V

 

はぁ・・・

 

良い先生についてレッスンすることが重要であると気がつくのにまだ数年かかります。

 

このように、どうすれば成績が上がるのか不明のまま私は自己流の自主練習をしながら、みんなと同じように休日は歌のレッスンやバレエのレッスンなどに通いながら試験に挑む生活しておりました。

 

幸い、私はそれでも踊りが好きでしたので宝塚の舞台で踊ってお仕事になるのであれば安泰!!それ以上の野望はこの当時は全くありませんでしたので、とにかくレッスンを受けて過ごせる毎日が楽しくて仕方がないという感じで過ごしておりました。

 

そんなわけで、宝塚歌劇団に入団後に主演をしたいと希望し、宝塚音楽学校生の頃から目指していた同期などが必死に練習している中、私は宝塚音楽学校生であることに満足をして楽しくレッスンをしながら過ごしていました。

 

今の私であればもっと頑張った方が良いよ!!と色々なアドバイスもできると思うのですが・・・当時の私は頑張り方を知らなかった・・・というのが正直なところでした。

 

しかし、長野県佐久市という田舎から兵庫県の宝塚音楽学校の生徒になりますと、宝塚音楽学校生になれたことがすでに夢の第一歩!が実現したわけですから、満足してしまう私の気持ちもお察しください。

 

以上、私の試験エピソードをお伝えいたしました。

 

 

9 宝塚音楽学校の11月

 

宝塚音楽学校生の11月 秋の音楽会 宝塚大劇場公演舞台稽古見学

 

 

宝塚音楽学校生の11月は、秋の音楽会と宝塚大劇場公演舞台稽古見学があります。

 

秋の音楽会では、歌の練習の成果を発表する場となります。

 

宝塚音楽学校に入学後、男役と女役が決まります。

 

歌のレッスンですが、予科生の頃は全員が一緒のレッスンをいたしますので、クラッシクではイタリア歌曲などの曲を中心にレッスンいたしました。

 

そう!予科生の頃は特に男役や女役にこだわらず、まずは基本的な発声法を学びました。

 

そして本科生になりますと、男役と女役は別れて声楽のレッスンを致します。

 

私は男役でしたので男役の発声で歌のレッスンをしていたのですが、女ですので難しい・・・

 

気合で声を出してしまうと喉はガラガラになってしまいますし、綺麗な声で歌おうとするとまるで女の声・・・

 

どうすればいいの??と次から次へと疑問が出てきました。

 

ある程度の発声ができるようになったのは宝塚歌劇団に入ってから(初セリフの時)だったような気がいたします。

 

そして迎えた秋の音楽会で、ディズニーの曲を中心に披露させていただきました。

 

私が歌った曲は「スパカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」でした。

 

早口言葉・・・ですよね!!

 

幸いなことにディズニーの曲は好きでよく歌っておりまして、たまたま好きで歌っていた曲でしたので早口言葉に関しては難なくクリアいたしました!

 

全員がソロで歌う機会があるという意味ではさすが宝塚音楽学校の音楽会ですね。

 

 

次に、宝塚大劇場公演舞台稽古見学です。

 

記載されている通り、宝塚大劇場の公演の舞台稽古を見学できる機会となっております。

 

それまでは、実際に開演されている舞台を観劇することはありましたが、舞台稽古を見学するのは初めてですので、舞台稽古を見学できるということでだんだんと本当に宝塚歌劇団の舞台に立てる日が近づいているのだと実感致しました。

 

私たちが見学したのは2回席だったと思います。

 

実際に位置決めなどをしている先輩方の姿、時々演出家や振付家の先生のだめだしが入ります。

 

でも見学をしている際にショーのナンバーなどで男役のスターさんからウィンクを飛ばされて内心はファンモード全開!!

 

かっこいい!!

 

と惚の字になってしまいます。

 

お稽古見学後、「〇〇さんウィンク、私たちに飛ばしてくれよね」、とか、「本当に素敵だったね!!」などと話題になりました。

 

宝塚音楽学校生も虜にしてしまう宝塚歌劇団の先輩方って凄い!!

 

〇〇さんとは今ニュース番組などに出演されていらっしゃるあの方です!

 

そうです。真矢みきさんです!!

 

音楽学校生の私たちにもファンサービス❤してくれました!!

 

素敵すぎますよね!!

 

私のバレエ教室の先生である“KIEミュージカルスクール”の先生、南郷希恵先生と真矢みきさんが宝塚の同期生だったこともあり、

 

私が小学生の頃、真矢みきさんが小劇場(注:宝塚大劇場を大劇場と表現いたしますので、小劇場と言っても全く小さくはありません!!)で主演をされた際にも希恵先生と一緒に観劇に行かせていただきましたので、なんとも不思議な感じがしたことは言うまでもありません。

 

当時の作品は「ドニエプルの赤い罌粟」。

 

主演娘役は月影瞳さん。

 

月影瞳さんは同郷の長野県出身の KIEミュージカルスクールの先輩でして、今でもお世話になっております。

 

月影さんは、私がKIEの発表会に出演した際にお花をくださいました。

 

現役の宝塚歌劇団生の方から小学生の私にお花を頂いたことは、衝撃的すぎる思い出でして、一生忘れることはないと思います。

 

このようなわけで、宝塚音楽学校生もファンモードになってしまう宝塚歌劇団の先輩の舞台稽古の見学の経験は、今でも素敵な思い出となっております。

 

 

10 宝塚音楽学校の12月

 

宝塚音楽学校生の12月 劇場実習(本科)後期中間試験(予科)冬休み

 

12月は劇場実習(本科)、後期中間試験(予科)、冬休みがあります。

 

劇場実習(本科)では実際に宝塚大劇場の舞台を見学しに行きます。

 

宝塚大劇場へ観劇をしに行くのではなく、大劇場の舞台上や舞台裏を見学いたします。

 

あの夢の大きな大劇場を見学できるとあってワクワクしたのを覚えています。

 

大劇場に向かう途中、タカラジェンヌ(宝塚歌劇団の生徒を私たちはそう呼んでいます。)に遭遇しました。

 

確か公演を終えた上級生の方々がいらっしゃったような記憶があります。

 

舞台見学に来ているわけですから、ファンモードになっている場合ではないのですが、初めての舞台裏とあって“OOさん!!”とあまりお話はできないのでこそこそと話していました。

 

そして、待ちに待った舞台見学。

 

こちらが“かみ“こちらが”しも“というような舞台に関する説明を受けました。

 

私は小さい頃から発表会などで舞台に立っていたので知っていましたが、初めて聞いた同期生もいました。

 

舞台上では右側や左手などの表現をいたしません。

 

その代わりに、上手(かみて)、下手(しもて)と表現いたします。

 

これ以降、お稽古などでは「上手から出ます。」や

「下手の方から来てそのまま下手にはけてください。」、などの表現が使われます。

 

こちらは袖、銀鏡、花道、せりなど、実際に舞台上に立って説明を受けました。

 

私は、まず客席を見ました。

 

すごぉーーい。

 

宝塚大劇場の席の総数は約25000席。

 

こんなに大きな劇場の舞台で、舞台の上に立って説明を受けている!!

 

早くお仕事として舞台に立ちたいなぁ・・・って思ったような記憶があります。

 

 

そんな中、予科生は後期中間試験中です。

 

予科生の試験・・・実は忙しい生活を送りすぎてあまり記憶がないのが正直なところです。

 

私は日本舞踊(日舞)の成績が悪かった・・。

 

宝塚音楽学校では日舞は3つの流派を習います。

 

山村流・花柳流・藤間流です。(今は違うかもしれません。)

 

しかも!!お家元の先生に教えていただくのです。

 

今考えるとなんと贅沢な時間を過ごしていたのでしょう・・・と思います。

 

狂言も茂山先生という人間国宝の先生に教えていただきましたし、環境が凄すぎて異次元空間みたいな場所ですよね・・・。

 

それぞれの流派には少しずつ違いがあります。

 

ある流派では、首を動かす時に肩を落とす(肩を下げる)が、ある流派ではそのまま動かさない等。

 

また、洋楽ばかり聞きなれている私は、古典舞踊の音を上手く聞き取れない・・・

 

必死に覚えても、音楽のない空白の“間”というのがあり独学ではどうしようもありませんでした・・・。

 

さらに、お休み中にレッスンにたくさん通っても成績は変わらず悪かった・・。

 

ここまでくると流石に諦めもついてしまいました。

 

まぁいっか。

 

今の自分が隣にいたらすごい勢いでアドバイスしていると思いますが、他の踊りなどを頑張ろう!となりました。

 

冬休み!!

 

この頃になると予科生はなんとなく来年は本科生になるんだ!!

 

あと少し頑張ろう!!と少し気が楽になる頃のように思います。

 

冬休み前のイベントでは楽しいクリスマスがあります。

 

クリスマスといえば!!ケーキ!!笑

 

宝塚音楽学校生って本当に良く食べるのです。

 

ある日の私のご飯についてですが、夕食(ハンバーグ定食)を食べた後にケーキの食べ放題でケーキを4つ食べて、その後にラーメンなんて日もありました。

 

食欲がありすぎてびっくりしちゃいます。

 

胃はどれだけ大きかったのか・・・消化が早かったのかもしれませんが・・・

 

そんな音楽学校生が大好きなケーキ屋さんがありました。

 

今も流行っていたら音楽学校生が行きづらくなってしまうので駅名は伏せさせていただきますが、マツオカというケーキ屋さん。

 

クリスマスケーキを注文して、みんなでケーキを食べながらクリスマス会をしました。

 

予科生の冬休み前は、もうすぐ本科生を迎えるとあって少し和やかな雰囲気で、みんなで楽しく過ごしてから実家に帰りました。

 

めでたし、めでたし。笑

 

11 宝塚音楽学校の1月

 

卒業試験(本科)化粧講習(本科)

 

1月は卒業試験(本科)と化粧講習(本科)があります。

 

卒業試験ですが、本科生にとっての卒業試験は宝塚音楽学校生活での最後の試験となります。

 

この試験でこのすぐ後の卒業公演である文化祭の役が決まります。

 

さらに!!

 

宝塚歌劇団に入ってから、“おとめ”という雑誌が毎年発行されるのですが、こちらの写真も成績順に写真が記載されます。

 

おとめの写真の掲載の順番もこの試験結果が反映されます。

 

私ですか?

 

初舞台の時の成績は悪かったですね・・・。

 

今はわかりませんが、私の時代は、宝塚歌劇団に入ってからの試験は研究科1・3・5年目に行われました。

 

私は最後の試験でようやく成績を上げることができました。

 

ただ、音楽学校時代は宝塚音楽学校に入れたことに喜びを感じておりましたので、毎日レッスンできる日々が幸せ!!とあまり成績は気にしておりませんでした。

 

今の私なら横についてアドバイスするでしょう!!

 

 

化粧講習はドキドキ!!

 

「宝塚歌劇団のお化粧は自分でしています。」

 

とお話しすると「メイクさんがいると思っていた。」と良く言われます。

 

もちろんヘアーメイクも自分でします。

 

日本物のかつらを被る時は床山さんという専門の方がかつらをつくってくださいますが。

 

しかも!!お化粧講習は宝塚人生の中で1度だけです!!

 

もちろん、宝塚歌劇団に入ってから上級生の方のお化粧を研究したり、アドバイスをいただいたりするのですが、この時しか講習はありません。

 

しかもお化粧の講習に来てくださるのは現役のタカラジェンヌ!!

 

私たちの時には、現在メイクアップアーティストで大変ご活躍されておりますあの上級生の方やスターさんもいらっしゃいました。

 

現役のタカラジェンヌが宝塚音楽学校の生徒にメイクを教えてくれるわけですから緊張もしますがファンモードでドキドキしちゃいました。笑

 

メイクを終えてからもしばらく余韻が残りました。

 

宝塚って、宝塚に関わる皆が宝塚のことを愛している素晴らしい空間なのです。

 

 

メイクの変化を見るのも楽しい!?

 

上記のように、宝塚音楽学校で1度だけの化粧講習でお化粧が綺麗にできたら嬉しいのですが、残念ながらそうはいきません。

 

宝塚歌劇団に入ってからお化粧を鏡で確認、写真撮影等をしながら自分のメイクをどうすれば良いのか考えます。

 

器用な同期もいて近くで見ると凄く素敵なお化粧に仕上がっていました。

 

私は不器用な方でしたのでいいなぁと思っていました。

 

しかし、舞台は近くではなく遠くからの見た目が勝負です!!

 

やはり下級生のお化粧は、頑張っても、綺麗に書けても、上級生のようにはなかなかなりません。

 

上級生に教えていただいても同じように書けなかったり、ちょっとした違いで目が黒くなってしまったりと色んなことがありました。

 

同期内でもアドバイスをし合うのですが、やはり客席からの見た目が大事ということで、私はファンの方に聞いていました。

 

チームプレイは宝塚ならではですね!!

 

このように、お化粧は下級生の頃はなかなか上手く書けないものですが、上級生になってくると公演ごとに少しずつニュアンスを変えたりする余裕も生まれます。

 

下級生の頃のパンフレットと数年経ったパンフレットを見比べるのも楽しいですのでお化粧の変化に注目してご覧下さい。

 

ここまで来ますと宝塚音楽学校生活もあとわずか・・・。

 

 

12 宝塚音楽学校の2月

 

文化祭(宝塚音楽学校の集大成!!)

 

本科生は文化祭ということでお稽古がはじまります。

 

一方、予科生はお手伝いをします。

 

必要なものを買い出しに行ったりもします。

 

ここで買い出しに行くことで来年自分が文化祭に出演するときにどんなものが必要でどこに売っているのかを知っておくことができます。

 

お手伝いって役に立ちます。笑

 

 

本科生の文化祭についてです

 

文化祭では実際に宝塚歌劇団の生徒が立っている舞台上でお金を頂いて公演を行います。

 

初めて宝塚化粧をしての舞台。

 

最初で最後の同期だけの舞台。

 

私達86期生のお芝居の舞台演出の先生は【正塚晴彦先生】でした。

 

劇団に入ってから沢山お世話なった先生でした。

 

そうなのです!

 

文化祭では、宝塚歌劇団で演出をしている先生が実際に演出をしてくださいます。

 

お稽古ですか?

 

毎日楽しくて仕方なかったです。

 

今まではお稽古をしても何となく舞台に立つ実感がないというか、まだ舞台に立つことは先のような気がしていました。

 

実際に演出家の先生にダメ出しを頂いたりすると実感が湧いてきます。

 

1部はお芝居でしたので、少し踊りもありますが同期生と皆でつくるお芝居は楽しかったです。

 

2部はショーですが、踊りのお稽古は大好きでしたので踊れる幸せを感じていました。

 

緊張ですか?

 

全くありませんでした。

 

とにかく楽しくてもっともっと舞台に立ちたいと思いました。

 

実力がないのですが意欲的!!

 

で、本当の舞台の大変さも知らないただただ楽しいだけの時期!!

 

劇団に入ってからもしばらくそうでしたが、下級生と呼ばれる宝塚歌劇団に入ってしばらくの間は大きな責任もありません。

 

ですので、努力していればそれ相応に結果が出る楽しい時期を過ごすことができます。

 

私の場合、往々にして楽しかったのですが!!

 

文化祭を終えたら初舞台のお稽古がすぐに始まりますので、文化祭が終わった

余韻に浸っている暇はありませんでした。

 

今思い返すと、文化祭後から凄い勢いで舞台生活へと変化していったような気がいたします。

 

初舞台まであと少し・・・

 

頑張れ本科生!!

 

 

文化祭が終わると予科生は予科生活の余韻を楽しみます。

 

お稽古にも本格的に集中することができるようになります。

 

ただ、予科生には見えていなかった本科生の大変さをこの時期に知ることはないので、一番のほほんとした時期だったような気がいたします。

 

こうして宝塚音楽学校生の生活は過ぎていくのです。

 

本科生の1日ですか?

 

朝、起きられる際には7:30頃に音楽学校に向かいます。

 

自習稽古と言われる自分だけで練習する時間。

 

私は何故かピアノを頑張っていました。

 

卒業試験では4番でした。(^^)

 

9:00から授業が始まるのでそれまでお稽古をして、9:00からの授業をこなします。

 

17:20ぐらいまで授業があったと思います。

 

その後、宝塚の寮は門限があるのですが22:00だったかと思います。

 

それまではお稽古をできるだけ頑張って帰ります。

 

ただ、帰る頃にはヘトヘト・・・なんて日は次の日の朝の自主稽古はちょっとお休み。

 

自分のペースで頑張れるところも音楽学校という、まだなんの責任もない身であったからだと思います。

 

今はなき宝塚ファミリーランドで遊んだ!!

 

宝塚音楽学校生のめちゃくちゃ楽しい1日!!

 

以前、宝塚大劇場の向かいの敷地に宝塚ファミリーランドという遊園地がありました。

 

年に1度だけ音楽学校生が自由に遊べる日というのがありました。

 

小学生の頃から来ていた遊園地に音楽学校生として遊んでいることが凄く嬉しかったのを覚えています。

 

休日もお稽古に通っている子がほとんどでしたので、同期生と息抜きをしながら1日遊べる日というのは貴重でした。

 

サーカスがたまたま来ていて見にも行ったなぁ(^^)

 

私の宝塚ファミリーランドの一番の思い出は・・・

 

小学生の頃遊園地が大好きだった私。

 

当時すでに宝ジェンヌだった先輩や先輩の代表さんと遊園地で遊んだこと。

 

今も幸せな思い出としてずーーーーっと残っています。

 

一生頭は上がりませんね。

 

 

13 宝塚音楽学校の3月

 

3月は卒業式、宝塚歌劇団入団、後期期末試験(予科)、春休み、入学試験があります。

 

卒業式 

 

本科生の卒業式では予科生は涙、涙の嵐です。

 

私の時は、本科生が予科生のお掃除分担に、音楽学校の校章にメッセージを添えて制服につけてあげるという行事がありました。

 

私は柚希礼音さんにつけていただきました。

 

いざ先輩が卒業される際には、なんだか近くにいるのに遠くに行ってしまうようなそんな気持ちになりました。

 

同じ組などに配属されなければ一緒に過ごす時間も無くなってしまいますし。

 

よく泣きました。

 

この頃、男役だった私は女役に変わって柚希さんと踊りたい!!と手紙に書いたりしていました・・・。

 

実際に、以前から女役に変わろうか迷っていたので、春休み中だけ女役に変わりましたが、すぐに男に戻りました。

 

性格的に男役の方が向いていた・・・。

 

 

宝塚歌劇団入団

 

本科生は卒業式の後すぐに入団式に向かいます。

 

実はこの入団式は家族が同伴できます。

 

宝ジェンヌの両親は人生で1度だけ劇団に入れちゃうのです!!

(今はどうかわかりません。)

 

私たちはこれから劇団で過ごすことが多くなりますので、身が引き締まる想いで緊張の方が強かったのですが、両親方は喜んでいました。

 

現役の宝塚の劇団生だけが持つことのできる入管証明書!!眺めてニヤニヤしていましたっけ。笑

 

 

そんな中、予科生は後期期末試験です。

 

 試験たくさんありますね・・・。

 

芸術の試験は、大学のように正解があまり無い世界です。

 

ですので、自分の中でよくできたと思っても成績が悪かったり、どんなに頑張っても成績は上がらなかったり、なんとなく適当に受けたら7番とか・・・

 

とにかく成績は悪いことが多かったので、どんな時も良くなるようにめげずに頑張るタイプでした。

 

私は受かっただけでも丸儲け(^—^)V笑

 

春休み

 

春休み!!これぞ気楽すぎる春休み!!

 

予科生の頃は、私服などもなんとなく着ていい服、いけない服みたいなのがありました。

 

あまり派手にしてはいけないような感じでしょうか?

 

本科生になると自由です!!

 

どんな洋服を着ても良いのです!!

 

ゆっくり買い物をするなんて日もありました。

 

そして、実家に帰ったりしても少し心に余裕が生まれます。

 

久しぶりに友人にもあったりして過ごしました。

 

お稽古に行っても前よりも気合が入ります。

 

これぞ春休み!!楽しい!!

 

そんな中、宝塚音楽学校の入学試験が始まります。

 

友人にアドバイスしたりして、一緒に頑張れたらいいなって思っていました。

 

受験の際の面接は本当に重要なポイントです。

 

技術があっても面接で落ちてしまう子もいます。

 

毎年4月のニュースに合格発表が報道されます。

 

受験スクールのドキュメンタリー映像なども放送されます。

 

その映像を見るたびに合格して人生が変わったなぁと実感致します。

 

宝塚音楽学校は現代人にとってはちょっと厳しすぎる側面もあります。

 

毎日朝のお掃除を1時間半続け、お稽古は朝から夕方まで。

 

10分の休憩時間に制服を脱いで着物にお着替え。

 

休日にもお稽古に通う。(自由ですが・・)

 

他にも色んなことがあります。

 

ただ、宝塚歌劇団に入団してからはこれらの経験が役に立ちます。

 

また、今後の人生においても自信につながります。

 

何より諦めない強い精神力はここで鍛えられたと言っても過言ではありません。

 

私はここで頑張っていなかったら早稲田の大学院まで行く強い精神力はなかったように思います。

 

大学院中も大学に通い、実習に行き、土日はお仕事とでお休みはほぼありませんでしたし・・・。

 

そんなわけで、受験発表当日は、受験生を本科生がお出迎えします。

 

こうしてまた宝塚音楽学校の1年が始まります。

 

宝塚音楽学校の1年間いかがでしたでしょうか?

 

毎年の合格者数は40〜50名と合格者は多くありません。

 

そして、合格後はちょっと大変です。

 

でも、舞台が好きな方には舞台を楽しめる最高の場所です。

 

受験を迷われている方は是非受験することをお勧めいたしております。

 

素敵な後輩が合格されることを楽しみにしております。

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ライター紹介 ライター一覧

中沢恵璃香 軽井沢ジェンヌ 芸名:谷みずせ

中沢恵璃香

4歳から小島恵美子バレエ教室にてバレエを始める。

小学校3年生から、KIEミュージカルスクールにて、バレエ・ジャズダンス・声楽・日舞・演劇等を学び始める。

2018年4月 宝塚音楽学校入学

2000年3月〜2009 年5月 宝塚歌劇団出身 谷みずせ (男役)

その後の活動

司会・トークショウ・モデル・ディナーショー(構成・演出)・ラジオパーソナリティ・企業研修他

2014年6月〜2016年5月SBC信越放送 3時は!ららら 「温泉ジェンヌ」 レギュラー出演

講師

2010年 バレエ・シアターダンス

2011年 YOGA

2011年 全米YOGAアライアンス 取得

2012年 YOGAバレエ(独自で考え提案)

2016年度卒業 早稲田大学院(臨床心理学 専門は行動分析学・認知行動療法)

12月 パフォーマンス・エンハスメント・コーチ開始

〜コチーングを受けた人の感想〜

・話を聞いてもらい心がすっきりしました。「がんばる」という言葉があまり良くないということ、楽しんでやっていけることを見つけて自分で取り組んでいくことが大事だと気づきました。次会うときまでに結果を出せるように楽しみながら取り組んでいきます。ありがとうございました。

・今日もありがとう。コーチングのイメージが全然違ってとても入りやすかった!自分がやりたかったことは明確になったけどストレスが全くないのはえりかちゃんのトークか?もっていき方?だと思った。本当に負担を感じず受けることができました。

・接しやすのでなんでも話せる所が最高に良かった。

・隣にいるだけでポジティブなマインドに何か引っ張られている気になる。

・何より楽しい時間になった。楽しい時間にしてくれた?

・会話の中に自分が考えることのない考え方がいくつもあって、発見!?気づきをもらえた。

・えりかさんのコーチングを受けて自分の心の持ちようが変わっていくのを感じました。また、自分の悩みの小ささを実感したことで「こんなことぐらいで・・・」という思いが強く生まれました。前を向いて、心に正直にやるべきことをやっていく、そういった気持ちをもらえました。できなかったことを考えるのではなく、できたことを積み重ねて、自分が決めたゴールに向かっていきます。今日から1、2ヶ月後が楽しみです。本当にありがとうございました。

〜お問い合わせはこちらから〜
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